2015年5月6日水曜日

「ねむの木子ども美術館」(どんぐり)

ゴールデンウイークも終わり。家でのんびりと読書、庭の手入れ、レンタル映画鑑賞などをしていたが、一度も外出しないで終わってしまうのも残念と思い、5日(こどもの日)に車で掛川市にある「ねむの木子ども美術館」(どんぐり)に出かけけた。

ねむの木学園は女優の宮城まり子さんが、1968年に設立した肢体不自由児のための養護施設で、「ねむの木子ども美術館」(どんぐり)は施設の子どもたちが描いた絵が展示されている美術館のひとつだ。

「ねむの木子ども美術館」(どんぐり)は美しい新緑の木々が生い茂る山の斜面を巧みに利用して建てられている。設計は建築家藤森照信先生。建物の先端がどんぐりの形をした塔になっていて、入り口を入ってエレベーターで上がると2階の展示室に着く。天井から柔らかい光が差し込むその空間には、子供たちが思い思いに描いた作品がたくさん展示してあった。そして、絵と絵の間には、まり子さんの毛筆のメッセージがあった。





一言でいうと、子供たちの絵はどれも見る者の心に響く素敵な作品ばかりだった。「邪念」や「邪心」がない。素直な気持ちで絵を描き、絵の世界で色彩やかたちと戯れながら、絵とともに生きているのを実感しているようだ。絵によって世俗的な評価を求める気持ちはないだろう。そこがいい。大人は、知識や経験や価値観があり、それがかえって子供たちのような心の境地に達するのを邪魔してしまう。

村内にあるふたつの美術館と吉行淳之介文学館を見てから、ねむの木子ども喫茶室MARIKOでカレーの昼食セットを食べた。家に戻ってから夕食のとき、美術館で買った画集を開いた。するとすでに見終わっていたパートナーが言った。この絵を描いたのは、昼間喫茶室で自分たちにカレーを出してくれた人かもしれないと。

喫茶室でもらったレシートに鉛筆で記入された担当者の名前と画集の作者名を見直すと、その通り、同一人物だった。画集にはそのTさんの作品4点が収録されていた。一番好きなのは「いたずら」という題で4人の顔が描かれている絵だった。水彩で描いたのだろう、遊び心のある線と色彩が独特のユーモラスな雰囲気を醸し出している。

Tさん、真っ赤なテーブルと椅子のあるテラスで食べたカレーはとっても美味しかったです。またいつか伺います。

We visited Nemunoki Children's Musuem Donguri in Kakegawa City, Shizuoka Pref and enjoyed looking at many wonderful pictures by handicapped children.




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