2015年1月24日土曜日

「白井嘉尚展--シャーベット・フロッタージュ」


「白井嘉尚展--シャーベット・フロッタージュ」
2015.1.17.―25 ボタニカ・アートスペース 静岡市葵区研屋町25

先週の18日(日)、静岡のボタニカ・アートスペースに行ってきました。以前、このスペースでグループ展を見たことがありました。今回は静岡大学で美術を教えいている白井嘉尚さんの展覧会が開かれていました。

画廊に入るとオーナーの山下昌子さんがいたので、お話をうかがいました。この建物は元々は商社の社員寮で、現在は「カフェやギャラリーを併設したシェアオフィス」として機能しているそうです。古い建物の風格と現代アーティストの新しい作品がマッチし、不思議な空間を作り出していました。



白井さんの作品は、80年代、90年代の代表作40点が展示してあり、大きく分けると3種類の作品群から構成されていました。まず建物の階段をのぼり3Fまでいくと、廊下の壁面に無数のジクソーパズルのかたちをした作品「フリー・ジグソーパズル」がありました。そして同じ階の画廊内の壁面には強烈な色彩が乱舞したような「シャーベット」作品あり、さらに階を上がって4Fに行くと、奥まった薄暗い部屋にフロッタージュの作品が展示されていました。




4Fの画廊空間はコンクリートの壁面がむき出しで、かつての梁や柱が一部残っていました。それらを目にすると、昔はいったいどんな人がここに住んでいたのだろうかと思いましたが、フロッタージュ作品と結び合わさって一種独特な雰囲気を醸し出していました。

18日付の静岡新聞の記事によれば、白井さんは自作について次のように語っています。「画面から発散される『光の熱』を感じてほしい。」

3Fの画廊には、白井さんの作品活動や大学での美術教育に関連した資料がありました。そのひとつとして、『藤枝文学舎ニュース』(86・87号)に白井さんが寄稿した「杉山恵一と美術(I・II)」があり、後日入手して読んでみました。自然科学から芸術分野まで多面的な活動をした杉山氏の全体像を理解する上で非常に有益な論文でした。

2月3日から22日まで、静岡大学他の主催の展覧会「めぐるりアート静岡--ミシラヌ[マチIワタシ]に、会いに行く」が開催されます。散歩気分で静岡市の幾つかの会場に出かけて作品と対話するのもきっと楽しいことでしょう。






'SHIRAI Yoshihisa Exhibition' will be held at Botanica, Shizuoka City on Jan.17 through 25, 2015.





0 件のコメント:

コメントを投稿