2014年8月21日木曜日

前川正明個展「静かなる革命・無核・自意識」
平塚市美術館8月12〜17日市民アートギャラリーA室



先日、昔々美学校の同じ工房で学んだ友人、前川正明君の個展を見に平塚市まで電車で約2時間かけ出かけた。数十年ぶりの再会だった。以下は、展覧会終了後、彼から送られてきた便りへの自分の返信の一部である。

前川君への手紙

先日は、平塚市の美術館で何十年ぶりに再会することができとても嬉しく思いました。美学校時代に知り合った友人である貴方が、長年、精力的に美術活動を続けているのを拝見し、非常に感心しました。

会場で「ヒューマンドッグとは何か?」と尋ねたときの貴方のコトバを時々、反芻しています。それは、「人間存在の不思議」についての、アーティストとしての貴方の「トレードマーク」のようにも思われましたが、間違っていますか。

ヘーゲルやヴィトゲンシュタインと関連させた貴方の作品は、初めて目にしたも同然の自分にとって安易な理解を拒むものでした。率直に言えば、「静かなる革命・無核・自意識」という展覧会タイトルと、展示された作品群の関連性を、作品という視覚的な媒介を手がかりに理解するのはかなり難しかったです。しかし、個人的に言えば、ヒューマンドッグのペインティング諸作品の下につけられた、詩的なコメント、あるいは透明なアクリルボードの上にプリントされた、これまた詩的な語群に触れたとき、コトバの操作における貴方の非凡な才能を実感しました。

さて、帰りに貴方の友人のKさんと駅ビルのレストランで一緒に昼食をとりました。その折、いまどんなことをやっているかという話になり、彼は、若い頃仕事でできなかった、文学作品の執筆に力を注いでいるとのことでした。なぜこのような話を紹介したかというと、今年自分が画廊を開こうと思い立ったのも、Kさん同様、若い頃の夢をいまかなえたいという思いが強かったからかもしれません。


Maekawa Masaaki, one of my old friends, held his one-man exhibition titled 'Quiet Revolution, No Nuclear, Self Consciousness' at The Hiratsuka Museum of Art from Aug 12 through Aug 17.  I went to the museum and saw him again after a few decades.

0 件のコメント:

コメントを投稿